1日の中での気温の変化には、どんなパターンがある?

2010年における東京の毎時の気温の平均を、気温データ・グラフ表示システムでグラフに表すと、下のようになります。

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午前5時頃に最低になり、午後2時頃に最高になります。その間、滑らかな曲線を描いています。

でも、実際の毎日の気温は、必ずしもこのとおりではありません。気温データ・グラフ表示システムに収められている2010年の2月、5月、8月、11月の東京の毎日の気温の変化から、変わったパターンを紹介しましょう。

 

1.単調上昇(右上がり)型

5月24日の一日の気温の変化を見ると、下のように右上がりに上昇しています。

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2.単調下降(右下がり)型

2月10日の一日の気温の変化を見ると、右下がりに下降しています。

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3.V字型

2月28日の一日の気温の変化を見ると、午前11頃まで下がり続け、その後は午後4時ころまで上昇を続けます。夜になってもあまり気温が下がっていません。その結果、V字型のグラフができます。

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4.階段型

11月26日の一日の気温の変化を見ると、深夜から午前6時頃まで低い気温が続き、6時ころから午後1時頃にかけて気温が上昇し、その後は深夜まで余り気温が下がりません。その結果、階段状のグラフができます。

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このように、一日の中での気温変化のパターンはいろいろあるのに、平均するとグラフは滑らかなものになります。「平均」とは、ある意味、すごいですね。