このところ日本各地で気温が上昇しているといわれます。本当でしょうか?また、本当だとしたら、いつから上昇しているのでしょうか?気温データ・グラフ表示システムで気温グラフを作って見てみましょう。
まずは、1876年から2010年までの東京の年平均気温の推移を表すグラフを作って見ましょう。
どうですか?東京の年平均気温は、20世紀初頭以降上昇傾向にあるといって良いでしょう。
では、他の地点でも同じことが言えるでしょうか?例として九州鹿児島県の鹿児島市について同様のグラフを作ってみましょう。
鹿児島の年平均気温は、20世紀半ばから上昇傾向を示しています。上昇傾向と言っても、東京とは、はっきりした上昇が始まる時期が異なりますね。それでは、三重県の津市ではどうでしょう。
津市でも20世紀半ばから年平均気温が上昇しているのが見られますが、特に1980年代以降の上昇が顕著です。
ここまで見た3地点では、すべて年平均気温が上昇しているように見えます。しかし、上昇のタイミングはだいぶ異なります。他の地点ではどうでしょう。ご自分でグラフを作成して調べてください。
ところで、なぜ地点によって年平均気温上昇の時期が異なるのでしょう。考えてみてください。