日本各地の気温は、最近どのように変化しているのでしょうか。これを見るために、47都道府県庁所在地の2001年から2010年までの毎年の平均気温の推移をグラフで表してみましょう。
ただし、都合により埼玉県は熊谷市、滋賀県は彦根市のデータを使用します。
どうでしょう。あまり良くは分かりませんね。そこで、このグラフの幅を小さくしてみましょう。
どうですか。今度は傾向が見えてきましたね。下の方にある折れ線は右上がりですが、上の方にある折れ線は右上がりの傾向ははっきりしません。
つまり、都道府県庁所在地に関して見ると、この10年間、気温の低い地域、すなわち北の地域ほど気温の上昇が顕著だといえます。あなたの地域はどうでしょうか。
なお、グラフが小さくて見にくいようでしたら、グラフをクリックしてください。大きなグラフが現れます。
それにしても、グラフの作り方ひとつで見えることが変わってしまうのですね。注意しましょう。